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2005年09月12日
中央区立京橋築地小学校 高村 弘志

こどもの見る夢、こどものみる世界・・・こどものリアル
今日、一人のこどもが、絵を私の目の前に持ってきて、「先生!教えてください。もっとうまく描きたいんです。」と言われました。ものすごく真剣な目でした。
先週の日曜日、日曜参観だったので、いつもは通勤、通学の人でごったがえしている地下鉄の駅を、だれもいないぜ休日だもんな働いてんのはオレだけだぜ。なんてクラクラしながら歩いていましたら、前から手をふりながら卒業生(現在中学3年生)が、どっかで見たような芸術的装備でやってきて、ものすごいいきおいで語っていきました。なんとか美術学院で朝から1日中デッサンを描いているらしいのです。「今度デッサン見せにいきまーす。」と言ってました。彼らはうまいかへたかの順列のまっただなかにいるんでしょうね。
でも芸術系の大学に進んだ教え子がやってきてこんなことを言っていました。「先生、大学に入ってまた図工みたいになっちゃった。うまいって何だろうねぇ。」「うーん、築地のすし屋的にいうと、そこは、値段表示がなくて、特上とか上じゃなくて、おまかせを頼んでドキドキしながら板さんの仕事をみつめてる感じなんじゃないの?」「なんかわかる気がするなあ・・・。」と妙に納得した顔をしていました。 今日の2年生と同じ目を、その卒業生も、していたなあ・・・なんて思い出しました。
今年は同じ図工の時間に机を並べて描かれていた絵を、こどもたちが「できた!」と言ったものから出展しました。(本年度になって、消防写生系以外、本校に新作はなかったので)どの作品も、消防という共通した一つの視点がないので、様式や形式があんまりないみたいですね。
今回、私にとってはこどもたちとリアルって何?と一緒に考えることができたこと、そして重要だったのは、教師と、こどもとの関係性をも問い直すきっかけになったことです。
投稿者 zukodaisuki : 2005年09月12日 00:24