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2005年10月20日
スズムシ日記 (10月14日)

四谷第四小学校にアーティストの開発好明氏がやってきた。多摩美校友会主催の出前アートのプロジェクトに、四谷第四小学校が選ばれた。
昨年の夏に遡りますが、仙台でトントンギコギコの上映会があり、私は、上映会の後のシンポジウムにシンポジストとして呼ばれて、参加した。その後の交流会で、偶然、多摩美校友会の方が参加しており、やあやあとなったのである。それで、出前アートの話が出て、是非四谷第四でやらせてください。となったのである。ちなみに仙台行きは例の和泉わくプロジェクトの村上隆氏から誘いがあってのことでした。今年も夏の実技研修会に呼ばれて講師をやりましたよ。ですから、仙台の先生方とはなかよしになりました。これが、出前アートを四四でやることになった経緯です。
さて、開発さんの出前アートの主題は「飛ばないタコ」です。空には飛ばないものは何だろうと呼びかけ、舟とか自動車とか、様々なイメージを想起させてそれを、できるだけ軽い素材で短時間で作り上げ、風船をくくりつけて空高く揚げようというものです。事前に私が少々挑発したものですから、ばかでかいものを作った子どもも出現して、いくら風船をくくりつけても、浮かばない作品も出現することになりました。それでも、青空にふわりと飛び上がったタコはとても楽しいもので、みんな喜びの顔をしていました。その日のうちに家にもって帰ることになったのですが、大量の風船をくくりつけたままでは危険だというので、大半の子どもの風船は学校に留め置かれました。でも、どうしてももって帰りたいという女の子は、母親に学校に来てもらって、保護者同伴で大事そうにもって帰ったのでした。図工専科がいるなかで、専門家がやってきて図工をするのにはどんな意味があるのかと素朴な疑問もありましょうが、子どもにとっては新たな大人との出会いがあり、その新たな大人との交流によって、大人への概念の幅を広げることになるように思います。一人でもたとえば、開発さんのような芸術家になりたいなといった憧れをもってくれれば、この試みも成功だと言えるでしょう。
詳しくは、美術手帖にのる予定なので、ご期待ください。
投稿者 zukodaisuki : 2005年10月20日 12:50