2008年10月19日

全身全霊

 全身全霊。1年生の図工の時間はそんな言葉がぴったりはまる。頭のてっぺんからつま先まで、絵の具やハサミに入り込んでいる。指先から子ども自身が流れ出て、ふたたび身体の中に流れ込む。声を上げて私に知らせ、一緒にそれを確認するうちに、物語が育ってくる。“もの”と“こと”と子ども自身を織り込んだ、複雑で美しい織物のように。目に見える姿をもった作品の物語と、目には見えないけれど子どもの内側に育つ、さらに美しい物語の存在を、常に身近に感じていたいと思う。
 麻佐知子(新宿区立四谷第六小学校)
nijiironoie.jpg
(作品は本文と直接関係ありません。)

投稿者 zukodaisuki : 09:52